ITARU ROVER

雪国から綴る築70年の家で猫と暮らす中年の記録

生まれたばかりの保護猫にあげたミルク

子猫のミルク

生まれたばかりの子猫を保護した経緯と、与えたミルクについて書きました。

まだ胎盤がついている子猫がいた

深夜、外から鳴き声が聞こえてきました。鳥でも鳴いているのかと思いましたが、こんな時間に変だと思い、外に出て鳴き声がするほうを探しました。玄関の前になにか黒いものが落ちています。

その黒くて小さい生き物は全身が濡れていてお腹のあたりから何か内蔵のようなものが出ているように見えました。

最初見たときはつぶれたネズミだと思いました。よく見ると生まれたばかりの子猫でお腹から出ているのはへその緒についた胎盤だとわかりました。

鳴いていなかったらたぶん子猫だと気づかなかったかもしれません。ついさっき産まれたといった感じです。母猫の姿は見当たりません。

母猫がここで産んだのか他から持ってきたのか、それとも人が置いていったのかはわかりません。とにかく産まれたばかりでこのままだとすぐに死んでしまう気がしました。

母猫が戻ってくるかもしれないので少し様子を見ていましたが、鳴き声がしてからもうだいぶ時間が経っています。それに育てるつもりならキツネやカラスなどに目立つ民家の庭に、しかも夜露で濡れた冷たい草の上に産んだまま放置していくでしょうか。

このままだと体が冷え切って死んでしまうか、キツネに食べられてしまう。とても朝までは生きられそうにないので保護することにしました。

子猫の体は胎盤がついたへその緒がからみつき、母猫の体液なのか夜露なのかわかりませんがぐっしょりと濡れていました。触るのもためらわれるほどグロテスクな見た目をしていましたが勇気をだして子猫を拾いました。

急いで子猫の体を温める

まずは全身が濡れてしまっている子猫の体を急いで温めないとなりません。胎盤の付いたへその緒は切っていいものか迷いましたが、お腹から数センチのところでハサミで切りました。バケツにお湯を入れて子猫を洗いながら温め、すぐにタオルとドライヤーで乾かしました。

湯たんぽとタオルを入れたダンボールの中に子猫を入れると安心したのか鳴きやんで眠ったようでした。10月初めといっても北海道の夜はかなり冷えます。

代用ミルクを飲ませる

生まれたばかりの子猫

子猫用ミルクが深夜で手に入らないので、急いで近くのコンビニに牛乳を買いに行き、卵黄と砂糖を混ぜて代用ミルクを作りました。哺乳瓶もないのでスポイトを使って飲ませました。

まだ吸い付く力がないらしく、口に一滴ずつミルクを垂らすと少しだけど飲んでくれました。ひとまずこれで朝まではしのげそうです。

子猫用ミルクと哺乳瓶

翌朝、開店と同時に近くのペットショップへ行き、子猫用ミルクと小さい哺乳瓶を買いました。粉ミルクなのでお湯に溶かして与えます。

お湯の温度が低いとミルクが溶けづらいので熱めのお湯で粉ミルクを溶かし、少し冷まします。手の平にミルクを垂らして熱すぎないか確認してから子猫に与えました。

子猫は1日経ってだいぶ元気になり、大声で鳴いてミルクを欲しがるようになりました。保護した日はどうなることかと思いましたが、ミルクをちゃんと飲んでくれて安心しました。

ミルクは作り置きが出来ないので、毎回お湯で溶かして作り、哺乳瓶は使うたびに熱湯で消毒します。これがかなり大変な作業です。

ミオ子猫のミルク250g

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ミオ子猫用哺乳器1本

ミオ子猫用哺乳器1本

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新しい家族として迎える

猫を保護してから数日の間、ほとんど眠れませんでしたが、ひとまず生き延びてくれたので安心しました。僕は犬を病気で亡くしたときのショックと介護疲れでもうペットは二度と飼わないと決めていました。

だけど玄関に生まればばかりの子猫がいるなんて、まさかこういう形で再びペットを飼うことになるとは思いませんでした。

猫っていう生き物はこうやって突然やってきて、いつの間にか家族になってしまうような存在なのかもしれない、そんな気がします。